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特集② 創管理の最前線—知っておきたい形成外科の知識
皮膚潰瘍・皮膚欠損に対する再生医療の応用
Regenerative medicine for the skin ulcer and skin defect
松村 一
1
Hajime Matsumura
1
1東京医科大学形成外科学分野
pp.1040-1044
発行日 2014年11月20日
Published Date 2014/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200056
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POINT
●ヒト自家培養表皮移植がわが国初の再生医療として皮膚欠損に用いられている。
●広範囲熱傷症例においては,移植後4週の段階で60%以上の生着が得られている。
●移植の前提として真皮層の再建が必要であり,同種皮膚移植や人工真皮移植が行われている。
●生着不良の原因は,母床の血行不良や細菌のコンタミネーションである。
●移植早期では,表皮基底層が未成熟であり,物理的な刺激に弱く容易に剝離・脱落する。
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