Japanese
English
特集① においと嗅覚障害
嗅覚系の解剖と生理
Structure and function of olfactory system
勝沼 紗矢香
1
,
丹生 健一
1
Sayaka Katsunuma
1
,
Kenichi Nibu
1
1神戸大学大学院医学系研究科耳鼻咽喉・頭頸部外科
pp.948-953
発行日 2013年11月20日
Published Date 2013/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102660
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POINT
●におい情報の伝達は,嗅上皮にある嗅神経細胞の嗅覚受容体ににおい分子が結合することから始まる。
●嗅上皮は支持細胞,嗅神経細胞,基底細胞の主に3つの細胞から構成される偽重層上皮である。
●嗅神経細胞は生涯再生を繰り返している。
●嗅球は嗅神経細胞の入力を受け,情報を処理して中枢へ送る。
●嗅球は,嗅皮質に軸索を投射する房飾細胞や僧帽細胞と,嗅球内に限局する顆粒細胞と傍糸球細胞などの介在神経細胞とで構成される。
●嗅球から嗅皮質,さらには嗅覚野(眼窩前頭皮質)への経路は複雑で多岐にわたる。
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