特集 急患・急変対応マニュアル―そのとき必要な処置と処方
Ⅲ 夜間・救急外来での疾患鑑別法
急性難聴/耳鳴
新田 清一
1
1済生会宇都宮病院耳鼻咽喉科
pp.70-73
発行日 2013年4月30日
Published Date 2013/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102452
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Point
◆詳細な問診と外耳~鼓膜所見,音叉による聴覚検査(Weber法)により,伝音難聴か急性感音難聴かを鑑別する。
◆めまいを伴う急性難聴に顔面の知覚障害を合併する場合は,脳血管障害による急性感音難聴を疑い,MRIなど精査を早急に進める。
◆耳鳴を主訴に救急外来を受診した患者は心理的背景に強い不安やうつがあるので,自殺企図に注意をして慎重に対応する。
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