特集 急患・急変対応マニュアル―そのとき必要な処置と処方
Ⅲ 夜間・救急外来での疾患鑑別法
めまい
小川 恭生
1
,
鈴木 衞
1
1東京医科大学耳鼻咽喉科学教室
pp.74-78
発行日 2013年4月30日
Published Date 2013/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411102453
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Point
◆めまいの診察で最も重要なことは,中枢性めまい,すなわち「危険なめまい」を鑑別することである。
◆救急外来では,必ずしも疾患を細かく鑑別診断する必要はない。
◆“めまい”は多義的用語である。
◆回転性めまい=末しょう性,非回転性めまい=中枢性とは限らない。
◆水平性眼振=末しょう性めまいとは限らない。
◆眼振がなくても,中枢性めまいは否定できない。
◆頭部CTが正常であっても,脳梗塞の否定にはならない。
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