増刊号 救急・当直マニュアル—いざというときの対応法
Ⅲ.症状からみた鑑別診断
難聴/耳鳴/耳閉感
寺西 正明
1
,
曾根 三千彦
1
1名古屋大学耳鼻咽喉科学教室
キーワード:
突発性難聴
,
外リンパ瘻
,
脳血管障害
,
耳鏡
,
Weber法
Keyword:
突発性難聴
,
外リンパ瘻
,
脳血管障害
,
耳鏡
,
Weber法
pp.53-57
発行日 2019年4月30日
Published Date 2019/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411202021
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当直医へのコール
●耳鼻咽喉科の医師が救急外来よりコンサルトを受ける症状としては,鼻出血,めまい,咽頭痛,呼吸困難,耳痛が多いが,難聴,耳鳴,耳閉感への対応を求められることもある。
●通常の耳鼻咽喉科外来では純音聴力検査は必須の検査であるが,夜間の当直時の検査施行は困難である。そのため,問診や身体所見による鑑別診断が重要である。
●本稿では救急外来・当直時における難聴/耳鳴/耳閉感の鑑別診断について概説する。
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