Japanese
English
目でみる耳鼻咽喉科
耳介から耳前部に生じた動静脈奇形の1例
A case of arteriovenous malformation from the auricular region to the preauricular region
末田 尚之
1
,
福崎 勉
1
,
市川 大輔
1
,
山野 貴史
1
,
宮城 司道
1
,
中川 尚志
1
,
大山 拓人
2
,
高木 誠司
2
,
大慈弥 裕之
2
Takayuki Sueta
1
1福岡大学医学部耳鼻咽喉科学教室
2福岡大学医学部形成外科学教室
pp.582-584
発行日 2010年8月20日
Published Date 2010/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101664
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
Ⅰ.はじめに
動静脈奇形(以下,AVMと略す)の根治的治療は,手術で病変を完全に摘出することが最も望ましい。しかし,顔面AVMでは摘出術に伴う術中出血の問題に加えて美容的側面も十分に考慮する必要がある。今回われわれは,出血を繰り返す左耳介動静脈奇形症例に対して栄養動脈塞栓術,摘出術および再建術をそれぞれ脳神経外科,耳鼻咽喉科,形成外科の三科合同で行った症例を経験したので報告する。
Copyright © 2010, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.