Japanese
English
目でみる耳鼻咽喉科
外耳道に寄生したシュルツェマダニの1例
A case of tick bite in the external auditory canal
小柏 靖直
1
,
茂呂 順久
1
,
松尾 智英
2
,
甲能 直幸
1
Yasunao Kogashiwa
1
1杏林大学医学部耳鼻咽喉科学教室
2杏林大学医学部感染症学教室
pp.670-672
発行日 2009年9月20日
Published Date 2009/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101487
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Ⅰ.はじめに
シュルツェマダニはライム病の原因であるBorrelia burgdorferiを媒介することで知られ,体幹,頭部などへの寄生例はみられるが,外耳道に寄生することはきわめて稀である。今回われわれはシュルツェマダニが小児の外耳道に咬着した1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する。
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