特集 オフィスサージャリー・ショートステイサージャリー
20.口内法による唾石摘出術
林 達哉
1
1旭川医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室
pp.155-158
発行日 2008年4月30日
Published Date 2008/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101259
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Ⅰ はじめに
唾石の多くは顎下腺およびその導管内に発生し,通常特徴的な症状と所見から診断は容易である。石の存在部位により,顎下腺内に石が存在する腺内唾石,顎下腺の排出管であるワルトン管内に存在する管内唾石,腺内でワルトン管に移行する部分に存在する移行部唾石に分類される。このうち,管内唾石と移行部唾石の一部がオフィスサージャリーあるいはショートステイサージャリーのよい適応となる。
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