特集 オフィスサージャリー・ショートステイサージャリー
19.口唇囊胞摘出術
石島 健
1
1岩手医科大学医学部耳鼻咽喉科
pp.151-153
発行日 2008年4月30日
Published Date 2008/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101258
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Ⅰ はじめに
口唇粘膜に発生する囊胞は,日常の臨床においてしばしば遭遇する疾患であり,下口唇が好発部位である(図1)。通常はその性状から視診,触診にて容易に診断が可能であるが,自分で咬みつぶしたり,穿刺などの操作で修飾を受けると診断が難しくなることがある。自然消退は稀であるため,一般的には外科的治療が必要であり,比較的簡単に摘出可能である。
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