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特集 耳鼻咽喉科専門研修をはじめる医師へ―症例報告発表・論文執筆のコツ,注意点
2.座長のありかた・心構え
2.Ideal state and mind of the chairman of a session
青柳 優
1
Masaru Aoyagi
1
1山形大学医学部情報構造統御学講座耳鼻咽喉・頭頸部外科学分野
pp.40-44
発行日 2008年1月20日
Published Date 2008/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411101192
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Ⅰ.はじめに
今回の特集は,耳鼻咽喉科専門研修を始める医師を対象としたものとのことである。そのような立場の若い医師,あるいは研究者が,学会や講演会の司会や座長を務めることはまずあり得ないので,『若い医師や研究者が“その群(セッション)の座長がどのようなことを考えながら務めを果たしているか”について知ることは,症例報告や研究発表に際して役に立つであろう』というのが,編集企画者の狙いであると考える。本稿ではそのようなことを意識しながら,筆者が考えている座長のあり方と日頃心掛けていること,心構えなどについて述べる。なお,研究発表や論文執筆のコツや注意点についての本や記事は時にみかけるが,座長についての記事はあまりみかけないようである。
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