今月の表紙
瞳孔膜遺残
冨山 香織
1
,
西田 輝夫
2
1宮田眼科病院
2山口大学眼科
pp.677
発行日 2002年5月15日
Published Date 2002/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410909064
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患者は71歳,女性。2000年10月,左眼の視力低下を自覚し宮田眼科病院を受診した。初診時,網状になった瞳孔膜が虹彩巻縮輪から伸びており,褐色色素斑が水晶体表面に付着していた。白内障も認められ,視力は0.2(矯正不能)であった。2001年4月に白内障手術(PEA+PCL)と同時に瞳孔膜切除を行い,術後の視力は1.0(1.2)に改論された。
撮影装置はコーワ社製PHOT SLIT LANP SC−1200を使い,フィルムはフジカラー400PROVIA,倍率は16倍,拡散フィルターを使用し,瞳孔膜を立体的に浮き出るように撮影した。
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