連載 あのころ あのとき・17
教員生活42年の想い出
徳田 久弥
1
1杏林大学
pp.674-676
発行日 2002年5月15日
Published Date 2002/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410909063
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東京大学(含む分院)に足かけ16年,熊本大学に10年,そして杏林大学の初代教授として16年,計42年を大学で過ごした。東大分院は2001年3月をもって幕を閉じ,感無量の思いがする。東大では庄司・中島実両教授と萩原教授にお仕えし,分院では桐沢助教授の宿題報告「眼科領域における化学療法」に同志6人と心血を注いだ。先生が東北大学教授に栄転されたあと,萩原教授の命で本院の講師(外来医長)となり,5年間JJOの編集に携わった。その頃ベーチェット病がわが国でも注目され,萩原教授が特別講演で取り上げられ,そのお手伝いをした。また沖中内科の糖尿病外来患者の眼所見を担当し,熊大助教授になってからも附属の体質研究所と協力して,糖尿病患者の眼障害の調査とアロキサン糖尿家兎による実験研究を続けることになった。
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