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連載 眼科手術のテクニック・93
涙嚢鼻腔物合術の術中トラブルと対処—(3)涙嚢粘膜,鼻粘膜の損傷の回避と発生時の対策
The method of avoiding careless injury for flaps and the way for dealing with damaged flaps in process of DCR
栗原 秀行
1
Hideyuki Kurihara
1
1栗原眼科病院
pp.1424-1426
発行日 1997年8月15日
Published Date 1997/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908885
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涙嚢鼻腔吻合術(dacryocystorhinostomy:DCR)の術中,最も困惑するのは吻合弁の損傷である。吻合弁の損傷は,もしそれが広汎かつ大規模であれば手術そのものの目的を失うことにもなり,予後に重大な影響を及ぼすものであるが,同時にこの種の手術を試みる者が多少は経験を余儀なくされる出来事でもある。そこで本稿のはじめに,いかにすれば涙嚢・鼻粘膜の損傷を避けることができるかについて,若干の経験を避べたい。
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