今月の表紙 第14回医学写真展から・3
小口病(金箔様眼底)
小浜 真司
1
,
大野 重昭
2
1宮田眼科病院
2横浜市立大学眼科
pp.784
発行日 1997年5月15日
Published Date 1997/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908743
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〈撮影データ〉
患者は当時34歳の男性で,近医より特異的な眼底のため,精査目的で紹介され来院しました。視力は,両眼矯正1.0で,眼圧正常,特に夜盲などの自覚症状はありませんでしたが,白色閃光によるEGRではa波,b波ともに減衰し,眼底所見は両眼後極部より中間周辺部にかけて,今まで見たことのない色鮮やかな剥げかかった金箔様の光沢を示すものでした。また,患者は両親が血族結婚であり,水尾-中村現象も著明でした。
(眼底カメラはKowaproiでオート撮影,フィルムはコニカクロームMCを使用。
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