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特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(2) 1992.11.6-8 東京
学術展示
糖尿病性黄斑症に対する光凝固について
Photocoagulation for diabetic maculopathy
大越 貴志子
1
,
草野 良明
1
,
松葉 裕実
1
,
山口 達夫
1
,
神吉 和男
1
Kishiko Ohkoshi
1
,
Yoshiaki Kusano
1
,
Hiromi Matsuba
1
,
Tatsuo Yamaguchi
1
,
Kazuo Kanki
1
1聖路加国際病院眼科
pp.812-813
発行日 1993年4月15日
Published Date 1993/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908586
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- Abstract 文献概要
緒言 本邦における糖尿病性黄斑症に対する光凝固はいまだ明確な適応基準はなく,ことに視力が良好な例においても視力維持の目的で積極的に行われてはいない現状である。米国のEarly treatment of diabetic retinopathy study (ETDRS)1)はすでに黄斑症のなかでもclinically significant macular edema (CSME)に対する光凝固は視力の維持に有用であると報告している。しかし本邦では同様な症例を対象とした報告例2,3)は少なく,その結果もまちまちである。今回適応基準を明確にする目的で,CSMEを無作為に対象とした光凝固を行い視力の改善,維持に関する調査,検討を行った。
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