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特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(3)
学術展示
網膜中心静脈分枝閉塞症の黄斑浮腫の遷延に対する光凝固
Photocoagulation for persistent macular edema in branch retinal vein occlusion
大越 貴志子
1
,
草野 良明
1
,
四蔵 裕実
1
,
山口 達夫
1
Kishiko Ohkoshi
1
,
Yoshiaki Kusano
1
,
Hiromi Shikura
1
,
Tatsuo Yamaguchi
1
1聖路加国際病院眼科
pp.912-913
発行日 1994年5月15日
Published Date 1994/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410903815
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- Abstract 文献概要
緒言 網膜中心静脈分枝閉塞症(Branch retinal vein occlusion:BVO)において黄斑浮腫が遷延した場合,レーザーによる黄斑部のgrid照射が有効であることは米国のBranch Vein Occlusion Studyなど1,2)により既に報告されている。しかし本邦では比較的早期に閉塞部位の播種状光凝固を行うにとどまり,陳旧例における黄斑部照射は積極的には行われていない。今回,1年3か月以上経過した網膜中心静脈分枝閉塞症において,黄斑の浮腫が遷延し視力改善が得られない症例に対し黄斑部にgrid照射を行い,比較的良好な結果を得たので報告する。
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