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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(3)1991年10月 広島
学術展示
硝子体微量成分の定量法について
Quantitive analysis of some biochemical components in the human vitreous humor
石川 聡子
1
,
佐藤 恭雄
1
,
中沢 満
1
,
玉井 信
1
,
小松崎 道子
2
,
菱沼 隆則
2
,
水柿 道直
2
Satoko Ishikawa
1
,
Yasuo Sato
1
,
Mitsuru Nakazawa
1
,
Makoto Tamai
1
,
Michiko Komatsuzaki
2
,
Takanori Hishinuma
2
,
Michinao Mizugakl
2
1東北大医学部眼科
2東北大病院薬剤部
pp.722-724
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908498
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諸言 眼内液成分は各種眼疾患時に正常時と比較してその組成や含有量に差がみられることが以前から注目されている。これまで動物における房水・血清の微量成分についての報告1,2)がなされているが,筆者らの知る範囲でヒト硝子体を用いた報告は少ない3)。そこで今回筆者らは手術の際に採取された硝子体液を用いて網膜・硝子体疾患に関連が深いと考えられるアスコルビン酸,乳酸,グルコースの3成分に注目し,それらの定量法について検討を行った。
実験方法 1.硝子体液の採取法:硝子体液1mlの採取はTamaiらにより報告された方法4)を用いた。試料は採取後可及的速やかに−80℃で凍結保存を行った。一部はアスコルビン酸定量用に最終濃度20μg/mlになるようにEDTAを添加した。
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