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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(4)1990年10月 広島
学術展示
Wilson病における水晶体前嚢上色素沈着について
Pigmentation on the anterior capsule of the lens in Wilson's disease
林 篤志
1
,
宮崎 大
1
,
生島 操
1
,
西山 苑
1
,
大島 禎二
1
,
下村 嘉一
1
Atsushi Hayashi
1
,
Dai Miyazaki
1
,
Misao Ikushima
1
,
Sono Nishiyama
1
,
Teiji Ohshima
1
,
Yoshikazu Shimomura
1
1松山赤十字病院眼科
pp.876-877
発行日 1992年6月15日
Published Date 1992/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410901200
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- Abstract 文献概要
緒言 Wilson病は常染色体劣性遺伝形式をとるまれな先天性銅代謝異常症である。血清中の銅輸送蛋白であるセルロプラスミン合成障害により,肝臓,脳などの全身の組織に銅の過剰沈着が起こり種々の全身症状をひき起こす1)。今回筆者らは,自覚的全身症状を欠き屈折異常にて眼科を受診し,精査の結果Wilson病と診断された症例を経験し,その水晶体前嚢上黄褐色色素沈着をスペキュラーマイクロスコープ(甲南キーラー社SP5500)を用いて観察したので報告する。
症例 16歳女性。
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