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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(2)1991年10月 広島
学術展示
トロッサ・ハント症候群40例の検討
Analysis on 40 cases of the Tolosa-Hunt syndrome
加島 陽二
1
,
中島 裕美
1
,
田辺 由紀夫
1
,
石川 弘
1
,
北野 周作
1
Youji Kashima
1
,
Hiromi Nakajima
1
,
Yukio Tanabe
1
,
Hiroshi Ishikawa
1
,
Shusaku Kitano
1
1日本大学医学部眼科学教室
pp.518-519
発行日 1992年4月15日
Published Date 1992/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908442
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- Abstract 文献概要
緒言 トロッサ・ハント症候群は,目の奥の激しい痛みと外眼筋麻痺を主症状とし,有痛性眼筋麻痺ともいわれている1)。臨床的には,動脈瘤特に内頸後交通動脈瘤との鑑別に悩まされることが多い。そこで,今回筆者らはトロッサ・ハント症候群の自験例40例について臨床症状の詳細な分析を行い,診断の要点について検討したので報告する。
対象 当科にてトロッサ・ハント症候群と診断した40例で,男性は20例,女性20例であり,年齢は男性は10歳から82歳,女性は27歳から68歳までに分布していた(表1)。
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