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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(2)1991年10月 広島
学術展示
糖尿病性輪状網膜症の自然経過および光凝固の有効性の検討
Natural history of circinate retinopathy and effect of photocoagulation
川本 麻也
1
,
山本 禎子
1
,
川本 英三
2
,
山下 英俊
3
Maya Kawamoto
1
,
Teiko Yamamoto
1
,
Eizo Kawamoto
2
,
Hidetoshi Yamashita
3
1東京厚生年金病院眼科
2大宮赤十字病院眼科
3東京大学付属病院眼科
pp.516-517
発行日 1992年4月15日
Published Date 1992/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908441
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- Abstract 文献概要
緒言 糖尿病網膜症における.黄斑部近傍の輪状硬性白斑(CE)に対して光凝固が施行されることが多いが,その有効性について自然経過観察例を対照として検討ざれたことはほとんどない。本報告では,CEに対する光凝固療法導入以前の症例の経過を追跡し,さらに光凝固治療効果および関連する因子について検討した。
対象 東京厚生年金病院,東夫病院眼科糖尿病外来通院中の患者50例60眼(男性26名,女性24名)にみられたアーケード内のCE 117個(光凝固施行48個,未施行69個)を対象とした。対象眼中,単純網膜症は42眼,増殖前・増殖網膜症は18眼であった。光凝固は波長としてArgon mono-greenを用いた。凝固条件は,スポット径100〜200μm,凝固時間0.1〜0.2sec,出力0.1〜0.2watt,凝固斑数l〜80個(平均39.5個)であった。
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