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連載 眼科図譜・291
ガス白内障を再発した1例
Gas cataract
駒井 昇
1
,
荻野 誠周
1
Noboru Komai
1
,
Nobuchika Ogino
1
1愛知医科大学眼科
pp.1728-1729
発行日 1990年10月15日
Published Date 1990/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908264
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緒言 ガスタンポナーデは硝子体手術に必要不可欠な手段であるが,併発症として一過性の羽毛状の後嚢下白内障をおこすことがある1〜3)。比較的詳細な報告は池田ら3)のものしかなく,臨床所見,経過など記載は未だ不十分である。我々は二度のガスタンポナーデを行い,その度にガス白内障をきたした症例を経験した。
症例 49歳男子ID 8903042-3。1989年3月16日初診,前年12月以来3度,裂孔原性網膜剥離の復位手術を受けた。増殖性硝子体網膜症D1,眼前手動弁。水晶体混濁はほとんど認めなかった。
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