今月の表紙
ガス白内障
今井 大輔
1
,
山本 素士
1
,
濵 祥代
1
,
喜多 美穂里
1
,
中澤 満
2
1国立病院機構京都医療センター
2弘前大学
pp.1300
発行日 2015年9月15日
Published Date 2015/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410211469
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症例は15歳,男児。軟式野球の打球を捕球した際に右眼にあたり,当院へ紹介され受診となった。
初診時視力は右0.04(0.2×−3.25D()cyl−0.75D 170°),左0.15(1.5×−2.25D()cyl−0.75D 180°),眼圧は右14mmHg,左18mmHgであった。右眼前眼部には,外傷性散瞳,隅角の開大と後退,硝子体内には炎症細胞を認めた。眼底には耳下側周辺に3乳頭径大の網膜裂孔,黄斑円孔,黄斑を横切る脈絡膜破裂を認めた。周辺裂孔にレーザー光凝固術を施行し,黄斑円孔は経過観察とした。
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