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特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(4)1989年10月 名古屋
学術展示
複視を主訴とした急性ポルフィリン症の1例
Diplopia masqueraded in a case of acute porphyria
久冨木原 眞
1
,
後藤 良三
2
Shin Kuhukihara
1
,
Ryozo Goto
2
1水俣協立病院眼科
2水俣協立病院内科
pp.916-917
発行日 1990年6月15日
Published Date 1990/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908205
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- Abstract 文献概要
緒言 急性ポルフィリン症(Acute porphiria,以下APと略す)は,腹痛や嘔吐などの消化器症状や多発神経炎をはじめとする神経症状など,多彩な臨床症状を呈する常染色体優性遺伝性の代謝性全身疾患である。眼症状としては,時に複視や一過性視力障害などをきたすことが知られている。
これまで眼科領域において,APについての症例報告や成書の記載は少なく,さらに,眼症状を主訴とした症例の報告はあまり無かったようである。
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