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特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(4)1989年10月 名古屋
学術展示
ミトコンドリアミオパチーの1例—筋引っ張り試験の特異性について
A case of mitochondrial myopathy with negative forced duction test
栗原 史江
1
,
田中 尚子
1
,
河合 昭子
1
,
福田 優子
2
,
内海 隆
3
,
三木 徳彦
4
,
富林 重明
5
Fumie Kurihara
1
,
Hisako Tanaka
1
,
Akiko Kawai
1
,
Yuko Fukuda
2
,
Takashi Utumi
3
,
Tokuhiko Miki
4
,
Shigeaki Tomibayashi
5
1大阪市立小児保健センター眼科
2大阪市立小児保健センター内科
3大阪医科大学眼科
4大阪市立大学眼科
5東北大学小児科
pp.904-905
発行日 1990年6月15日
Published Date 1990/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908200
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- Abstract 文献概要
緒言 ミトコンドリアミオパチーは1962年Luft1)らにより初めて報告され,以来ミトコンドリアの機能異常による多彩な症状を伴う筋疾患として注目されている。そのうち慢性進行性外眼筋麻痺,眼底異常,心伝導障害の3主徴を呈するものはKearns-Sayre症候群と称され,眼科領域でも数多く報告されている2)。今回,本疾患と診断された1小児例を経験し,その筋引っ張り試験においても特異な所見を得たので報告する。
症例 患者:12歳,男児。
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