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特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(4)1989年10月 名古屋
学術展示
ぶどう膜炎患者における抗HTLV-Ⅰ抗体の検索 Anti-HTLV−Ⅰ antibody in Uveitis
Antibody for human T-lymphotrpic virus type Ⅰ (HTLV-Ⅰ) in uveitis
稲村 幹夫
1
,
内尾 英一
1
,
岡田 和四郎
1
,
佐伯 宏三
1
,
日野 英忠
2
,
大野 重昭
3
Mikio Inamura
1
,
Eiichi Uchio
1
,
Kazushiro Okada
1
,
Kozo Saeki
1
,
Hidetada Hino
2
,
Shigeaki Ohno
3
1小田原市立病院眼科
2小田原市立病院神経内科
3横浜市立大学医学部眼科
pp.898-899
発行日 1990年6月15日
Published Date 1990/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908197
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- Abstract 文献概要
緒言 ヒトレトロウイルスのひとつであるHTLV-Ⅰは成人T細胞白血病(ATL)の起因ウイルスであるが,痙性脊髄症すなわちHTLV-Ⅰ associated myelopathy(HAM)も発症し得ることが明らかとなった。一方,HAMには種々の眼症状たとえばぶどう膜炎をも伴うことが知られるようになった。今回我々はぶどう膜炎患者の抗HTLV-Ⅰ抗体を検索してみた。
対象および方法 対象は1988年9月から1989年5月までの9か月間に当院眼科を受診した内因性ぶどう膜炎患者52例を対象とした。その内訳は男23例,女29例であり,平均年齢は52.1±19.2歳であった。
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