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特集 第43回日本臨床眼科学会講演集(4)1989年10月 名古屋
学術展示
ベーチェット病患者の末梢血リンパ球におけるCD4/CD8比の逆転現象について
Inversion of the CD4/CD8 ratio in lymphocyte subsets in Behçet's disease
中村 昌生
1
,
高橋 英則
2
Masao Nakamura
1
,
Hidenori Takahashi
2
1旭中央病院眼科
2旭中央病院検査科
pp.896-897
発行日 1990年6月15日
Published Date 1990/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908196
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- Abstract 文献概要
緒言 ベーチェット病(以下B病)患者の末梢血リンパ球における各種サブセットの変動に関し多数の報告1)があるが,必ずしも一定の傾向が得られていない。今回,リンパ球のCD4/CD8比の逆転現象に着目し,B病患者のリンパ球サブセットの変動を検索した。
方法 1988年5月から1989年8月までの間に旭中央病院眼科を受診したB病患者17名を対象とし,健常者32名を対照とした。患者,健常者から得られた末梢全血よりリンパ球を分離したのち,螢光色素標識のモノクローナル抗体で二重染色し,染色リンパ球をFACSアナライザーを用いて解析した。用いた抗体は,抗Leu-1(CD5),抗Leu-2a(CD8),抗Leu-3a(CD4),抗Leu-4(CD3),抗Leu-7(CD57),抗Leu-12(CD19),抗Leu-15(CD11b),抗Leu-18(CD45-RA),抗ヒトHLA-DRである。
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