連載 眼科手術のテクニック—私はこうしている・18
トラベクロトミーとトラベクレクトミーの併用
荻野 誠周
1
1愛知医科大学眼科学教室
pp.870-872
発行日 1990年6月15日
Published Date 1990/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908185
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トラベクロトミーの原則的採用
原発性開放隅角緑内障では術後5年で60%に,無治療または点眼のみで眼圧のコントロールがえられ,眼圧コントロール不良例でも半数以上が25mmHg以下の眼圧となるので,私は原発性開放隅角緑内障には原則的にトラベクロトミーしかおこなっていない。開放隅角緑内障のなかで多分20%ほどをしめる水晶体偽落屑症候群では有効率が80%を越えるので,やはり原則的にトラベクロトミーを選択している。
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