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連載 眼科手術のテクニック・137
Can opener techniqueの正しい術式と応用
Can opener technique
市岡 博
1
Hiroshi Ichioka
1
1市岡眼科クリニック
pp.1714-1716
発行日 2001年10月15日
Published Date 2001/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410907527
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はじめに
近年の超音波白内障手術はCCC (continuouscurvilinear capsulorrhexis)に依存する割合が高く,合併症の多くはCCCを正しく施行できなかったことに起因する。眼内レンズ固定の確実性や嚢のintegrityを論議する以前に安全確実に手術を遂行することが重要である。したがって白内障手術を施行するならば,次善の策として他の切嚢法も習得しておく必要がある。
例えば過熟白内障の症例にインドシアニングリーンを用いてCCCを施行する術式はよい方法であるが,確実なcan opener technique (以下,CO)を習得しておれば不要な薬剤を眼内に注入する必要はない。また,CCC施行中のトラブルに対するリカバリーとしてもCOは有効な手段である。
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