特集 インフォームドコンセント時代の眼科外来診療マニュアル—私はこうしている
外来診療のポイント(主訴から診断まで)—私はこうしている
小児の視力低下
三宅 三平
1
1湘山会眼科三宅病院
pp.28-29
発行日 1999年9月30日
Published Date 1999/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410906526
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小児の視力低下の診断においても,器質的な疾患や屈折異常などの検査をすれば診断できる疾患を見逃さないようにすることは当然である。しかしながら視覚の発達過程にある小児では成人例とは異なり,常に弱視の存在を念頭に置いて診断を進めることが必要となる。このことは視力低下を診断する際に必須であるばかりでなく,原因疾患の治療中に医原性弱視を作らないようにするためにも重要である。また,小児の視力低下は,ときに心因性の因子が関与することもあるので,これにも留意しなくてはならない。
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