特集 オキュラーサーフェスToday
Ⅱ ドライアイとオキュラーサーフェス
オキュラーサーフェスの新しい検査法
小室 青
1
1京都府立医科大学眼科学教室
pp.91-94
発行日 1997年10月20日
Published Date 1997/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410905608
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オキュラーサーフェスとは,本来角膜と結膜および輪部の上皮を一つのユニットとして考える概念であったが,涙液層と眼表面上皮が解剖学的・機能的に密接に関連していることが示され,涙液層を含めてオキュラーサーフェスと認識されるようになっている。近年,オキュラーサーフェスの健常性や異常の程度をより臨床的な立場から評価するために,侵襲が少なくかつ再現性の高い検査法が開発されている。
今回,新しいオキュラーサーフェスの検査法として,スペキュラーテクニックを応用した涙液表面観察法とフルオロフォトメーターを用いた角膜上皮バリアー機能検査とを紹介する。
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