特集 オキュラーサーフェスToday
Ⅱ ドライアイとオキュラーサーフェス
オキュラーサーフェスの外科的再建法
坪田 一男
1
1東京歯科大学市川総合病院眼科
pp.86-89
発行日 1997年10月20日
Published Date 1997/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410905606
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
オキュラーサーフェスの外科的再建が眼科の臨床に応用されるようになってきた。従来治療の難しかった化学外傷やスチーブン・ジョンソン症候群に対して角膜移植が行えるようになってきたのである。大きな進歩は角膜上皮のステムセルという概念がきっちりと提唱され,その臨床応用が始まったことである。さらに羊膜移植や自己血清の補充療法など新しい概念が続いている。本稿では角膜上皮のステムセル移植を中心に,基本となるコンセプト,適応,術式について述べる。
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.