特集 緑内障Today
Ⅱ 確定診断を得るために
乳頭の診かた・読みかた
富田 剛司
1
Goji Tomita
1
1岐阜大学医学部眼科学教室
pp.73-75
発行日 1996年10月20日
Published Date 1996/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410905093
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乳頭の診かた
1.検眼鏡,生体顕微鏡を用いる方法
視神経乳頭の観察で,最も簡便な観察法は直像鏡を用いる方法である。事情が許す限り十分に散瞳し,十分な光量を用いて行う。乳頭周囲の網膜神経線維層にも注意する。この観察には無赤色光を用いるとよい。直像鏡の中には緑色フィルターが内蔵されており便利である。
乳頭の立体的な観察にはゴールドマン隅角レンズを用いて生体顕微鏡下に行うとよい。78Dや90Dのレンズを用いる場合,像は倒像となるので注意する。所見は必ず記録する。特に何らかの形で図示しておくと有用である。
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