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特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(1)
学術展示
再発性の漿液性網膜剥離を呈した膜性増殖性腎炎1型の1例
Recurrent serous retinai detachment in mem-branoproliferative glomerulonephritis type 1
今泉 寛子
1
,
竹田 宗泰
1
,
上田 峻弘
2
Hiroko Imaizumi
1
,
Muneyasu Takeda
1
,
Tosihiro Ueda
2
1市立札幌病院眼科
2市立札幌病院腎センター
pp.380-381
発行日 1994年3月15日
Published Date 1994/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410903676
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緒言 膜性増殖性腎炎(membranoproliferativeglomerulonephritis,以下MPGN)は,ネフローゼの10%位に見られ,腎メサンギウム領域の細胞基質の増生と糸球体基底膜の肥厚を示し,IgG,C3,C4,Clqなどの濃染沈着物の部位により3型に分類されている。1989年のDuvall-Youngら1)の報告以来,MPGN2型では眼底変化として,ドルーゼン様の沈着物,脈絡膜新生血管,網膜色素上皮萎縮などがある2-4)が,MPGN1型の報告はない2,3)。今回筆者らはMPGN1型で漿液性網膜剥離(serous retinal detachment,以下SRD)を繰り返し,網膜色素上皮剥離,網膜下沈着物などを認めた症例を経験したので報告する。
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