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特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(1)
学術展示
ウイルス感染が疑われる眼疾患の合成酵素連鎖反応による帯状疱疹ウイルスDNAの検出
The detection of varicella-zoster virus DNA by polymerase chain reaction (PCR) in some ocular diseases
溝手 秀秋
1
,
津村 清
1
,
坂田 広志
1
,
山本 優
1
,
皆本 敦
1
,
楠 茂雄
1
Hideaki Mizote
1
,
Klyoshi Tsumura
1
,
Hiroshi Sakata
1
,
Masaru Yamamoto
1
,
Atsushi Minamoto
1
,
Sigeo Kusunoki
1
1広島大学医学部眼科学教室
pp.342-344
発行日 1994年3月15日
Published Date 1994/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410903659
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緒言 円板状角膜炎や桐沢型ぶどう膜炎の一部が帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus:VZV)の感染によって生じることはよく知られている。しかし,VZVの眼局所からの分離は,ほとんどの場合困難で,臨床的には眼所見や抗体価でVZVによる感染を推定する他はなかった。最近開発された合成酵素連鎖反応(polymerase chain reaction:PCR法)は局所の微量なウイルスDNAを検出することができて,診断の一助とすることができるようになった。今回筆者らは,いくつかの眼疾患に対してPCR法を試みたので,その結果を報告する。
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