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特集 第47回日本臨床眼科学会講演集(1)
学術展示
甲状腺眼症の眼瞼障害に対する治療方法とその適応
Therapy and indication of lid retraction in Graves' ophthalmopathy
平木 泰典
1
,
田淵 昭雄
1
,
安木 一雄
1
,
波柴 礼恵
1
Yasunori Hiraki
1
,
Akio Tabuchi
1
,
Kazuo Yasuki
1
,
Ayae Hashiba
1
1川崎医科大学眼科学教室
pp.338-340
発行日 1994年3月15日
Published Date 1994/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410903658
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緒言 甲状腺眼症の眼瞼障害のうち眼瞼後退症の治療には,早期は交感神経遮断薬(guanethidine)点眼,進行例には手術療法が行われている1)。今回,筆者らは眼瞼後退症が主体の甲状腺眼症の症例に対し,水性懸濁ステロイドtriamcinolone acetonide(ケナコルト-A®)の眼瞼への注入およびβ-遮断剤点眼の併用療法をおこない有効例を経験しているので,治療方法およびその適応について報告する。
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