Japanese
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連載 眼科図譜・326
II型未熟児網膜症とレーザー光凝固
Laser photocoagulation for “Plus” disease retinopathy of prematurity
中山 正
1
,
深澤 美穂子
1
,
牧野 伸二
1
Tadashi Nakayama
1
,
Mihoko Fukazawa
1
,
Shinji Makino
1
1岡山赤十字病院眼科
pp.1688-1689
発行日 1993年10月15日
Published Date 1993/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410901835
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- Abstract 文献概要
緒言 未熟児網膜症治療の最大の難問はII型未熟児網膜症をいかに早期に診断し,いかなる治療を行うかである1〜3)。厚生省新分類ではその特徴を,極小低出生体重児の未熟性の強い眼に発症し,赤道部から後極側の領域で,全周にわたり未発達の血管先端領域に,異常吻合および走行異常,出血などがみられ,それより周辺は広い無血管領域が存在する。網膜血管は血管帯の全域にわたり著明な蛇行怒張を示す,としている4)。著者らはII型未熟児網膜症の1例に対し,散瞳が約3mmの状態でレーザー光凝固治療5)を行ったのでその臨床経過を供覧する。
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