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特集 第46回日本臨床眼科学会講演集(2) 1992.11.6-8 東京
学術展示
網膜色素線条にみられた新生血管黄斑症の3例
Three cases of neovascular maculopathy in angioid streaks
深澤 美穂子
1
,
牧野 伸二
1
,
中山 正
1
,
小橋 理栄
2
,
白神 史雄
2
,
大滝 千秋
3
Mihoko Fukazawa
1
,
Shinji Makino
1
,
Tadashi Nakayama
1
,
Rie Kobashi
2
,
Fumio Shiraga
2
,
Chiaki Ohtaki
3
1岡山赤十字病院
2岡山大学
3玉野市民病院
pp.778-779
発行日 1993年4月15日
Published Date 1993/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908570
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- Abstract 文献概要
緒言 網膜色素線条はブルッフ膜の離断を本態とし1),新生血管黄斑症を発症することが知られている2〜4)。今回筆者らは,網膜色素線条にみられた新生血管黄斑症3例5眼を経験し,それらに対してレーザー光凝固術を施行した。これまで本症に対する光凝固療法は,ブルッフ膜の脆弱性が基本にあるため賛否両論があり2〜4),結論は出ていない。しかし,放置することによる予後不良,患者の視力低下,変視症の訴えを考慮して,筆者らはレーザー光凝固術を施行した。その結果,予後良好な症例と予後不良な症例がみられた。そこで,その臨床経過を検討し,若干の考察を加え報告する。
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