特集 眼科基本診療—私はこうしている
治療に必要な基本技術
眼瞼小腫瘍の切除縫合法
松元 俊
1
1東京大学分院眼科
pp.112-113
発行日 1991年10月30日
Published Date 1991/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410900894
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用意する器具
消毒及び麻酔に用いるもの以外に,以下のものが必要である。挟瞼器,角板,替え刃メス(円刃),眼科用鑷子(有鈎及び無鈎),持針器,眼科用剪刀。腫瘍が小さく出血が少ない時には挟瞼器の代りに角板を用いて眼球を保護する。円刃刀は良く切れて刃先の小さめのものが使いやすい。持針器はマイクロ用ではなく,バラッケの持針器の様にやや大きめのしっかりしたものが良い。剪刀は糸を切るために用いる。
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