特集 縫合・吻合法のバイブル
Ⅲ.部位(術式)別の縫合・吻合法
5.胃
胃楔状切除後の縫合
片井 均
1
,
丸山 圭一
1
,
笹子 三津留
1
,
佐野 武
1
Hitoshi KATAI
1
1国立がんセンター中央病院外科
pp.198-200
発行日 1998年10月30日
Published Date 1998/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903368
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胃楔状切除(手縫い)の手順
1.術前のマーキング
胃楔状切除は最近は開腹,腹腔鏡とも器械で行われることが多い.したがって,用手的に切除・縫合閉鎖が行われるのは病変が大きかったり,占拠部位が噴門や幽門に近いときである.粘膜下腫瘍の場合は触診で腫瘍の範囲がわかり,切除範囲が容易に決定できるが,早期胃癌の場合はこれができないので,必ず手術前にstepwise biopsyを行い,内視鏡下でクリッピングを行っている.
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