特集 眼科基本診療—私はこうしている
診断に必要な基本技術
眼球運動障害がある時の検査方針
三村 治
1
1兵庫医科大学眼科学教室
pp.79-81
発行日 1991年10月30日
Published Date 1991/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410900884
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眼球運動障害は,複視,動揺視,眼精疲労などさまざまな主訴で来院するが,特に器械を使用せずとも,丁寧な問診と視診でかなりの程度まで病名を推定できる。これにフローチャート(次頁)に示す検査を加えれば,ほとんどの症例で詳しい病名までは診断できなくとも,どのレベルのどのような障害であるかを決定することは容易である。
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