特集 小児眼科診療マニュアル—私はこうしている
検査の進め方と読み
眼圧検査の実際
湖崎 淳
1
1天理よろづ相談所病院
pp.1562-1563
発行日 1990年9月30日
Published Date 1990/9/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410900377
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緑内障の診断には視力,視野などの自覚的検査の他に眼圧,角膜径,視神経乳頭,前房隅角などの他覚的検査が必要である。小児の場合自覚的検査が困難であるところから他覚的検査,特に眼圧値によって診断を下さねばならないことが多い。しかし、乳幼児の眼圧測定を局所点眼麻酔下で行うことは非常に困難で,しばしば催眠下,全身麻酔下での測定が必要となる。ここでは,一般的な眼圧検査の種類およびその特徴,麻酔方法と麻酔が眼圧に及ぼす影響について述べる。
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