連載 眼科薬物療法のポイント—私の処方・21
眼部帯状疱疹
秦野 寛
1
1横浜市大
pp.1427-1429
発行日 1990年9月15日
Published Date 1990/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410900354
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症例:77歳,女性,主訴:右眼充血
1か月前から,近医にて帯状疱疹として鎮痛剤の投与を受けていた。皮疹が右の頭皮,前額,眼瞼および鼻尖,鼻背にみられた。結膜充血はあるが濾胞はめだたない。角膜周辺に太い偽樹枝病変を認めた。前房混濁と角膜内皮の白色豚脂様沈着物が見られ,角膜知覚は低下していた。
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