特集 眼感染症診療ガイド
II.診断・治療のポイント
角膜
眼部帯状疱疹
高村 悦子
1
1東京女子医科大学眼科学教室
pp.156-161
発行日 2003年10月30日
Published Date 2003/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410101443
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はじめに
水痘・帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus:VZV)は,初感染では水痘を発症しその後神経節の外套細胞に潜伏し,何らかの誘因でウイルスの再活性化が起こり,眼部帯状疱疹として再発する。健常人における再発の誘因は明らかではないが,若年者での再発やいくつかの神経節からの再発を短期間に起こす場合には,HIV感染など免疫機能が低下した状態が背景にある場合もある。
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