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特集 視神経炎診療のブレークスルー—病態理解から新規治療まで
【治療法の特性・副作用】
抗インターロイキン6抗体製剤
Characteristics and side effects of therapies—The anti-interleukin-6 antibody
中馬 秀樹
1
Hideki Chuman
1
1宮崎大学医学部眼科学教室
キーワード:
サトラリズマブ
,
IL-6
,
再発予防
,
易感染性
Keyword:
サトラリズマブ
,
IL-6
,
再発予防
,
易感染性
pp.216-221
発行日 2023年2月15日
Published Date 2023/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410214713
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●抗IL-6抗体製剤は,抗AQP4抗体陽性視神経炎の急性期治療後の再発予防に用いられる。
●抗IL-6抗体製剤の再発予防効果は,ステロイドや免疫抑制薬と比較して有意に良好であることが多施設,ランダマイズされた,二重盲検,プラセボ-コントロール,time-to-event研究で証明された。
●抗IL-6抗体製剤の有害事象は感染症に注意が必要であるが,ステロイドや免疫抑制薬と同等で,長期間(平均4年)で重篤なものはみられなかった。
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