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臨床ノート
オキシブプロカイン塩酸塩0.4%(ベノキシール®)点眼麻酔薬による,眼科医の左手指にできたアレルギー性接触皮膚炎の1例
A case of allergic contact dermatitis on the left fingers of an ophthalmologist due to oxybuprocaine hydrochloride 0.4%(Benoxil®)
岩瀬 光
1
Ko Iwase
1
1岩瀬眼科医院
1Ophthaimology Iwase Clinic
pp.1745-1747
発行日 2022年12月15日
Published Date 2022/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410214667
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緒言
オキシブプロカイン塩酸塩0.4%(ベノキシール®点眼液0.4%;以下,ベノキシール)は,点眼麻酔薬として眼科の検査,治療,手術で必要不可欠なものである。副作用は,添付文書ではアナフィラキシーショックおよび角膜びらんの報告のみであるが,眼科論文の報告では角膜障害や角膜穿孔の報告もある1〜5)。また,皮膚科の論文では,緑内障眼圧検査後の患者の眼瞼における接触皮膚炎の報告がある6,7)。今回,眼科医の左手指にできたアレルギー性接触皮膚炎の症例を経験したので,眼科医には重要であると考え報告する。
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