Japanese
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特集 湿疹・皮膚炎
リパスジル塩酸塩水和物点眼液によるアレルギー性接触皮膚炎の1例
Allergic contact dermatitis caused by ripasudil hydrochloride hydrate in eye-drops
遠藤 瑠璃子
1
,
神﨑 美玲
1
,
木住野 源一郎
2
Ruriko ENDO
1
,
Mirei KANZAKI
1
,
Genichiro KISHINO
2
1水戸済生会総合病院,皮膚科(主任:神﨑美玲主任部長)
2小沢眼科内科病院附属大宮診療所,常陸大宮市
キーワード:
リパスジル塩酸塩水和物
,
緑内障
,
点眼薬
,
アレルギー性接触皮膚炎
,
皮膚テスト
Keyword:
リパスジル塩酸塩水和物
,
緑内障
,
点眼薬
,
アレルギー性接触皮膚炎
,
皮膚テスト
pp.1482-1483
発行日 2021年9月1日
Published Date 2021/9/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000002832
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現病歴 2014年7月から両眼にブリモニジン酒石酸塩液(アイファガン®点眼液0.1%)の使用を開始し,2018年10月からブリンゾラミド・チモロールマレイン酸塩液(アゾルガ®配合懸濁性点眼液),2020年3月からラタノプロスト液(キサラタン®点眼液0.005%)およびリパスジル塩酸塩水和物点眼液(グラナテック®点眼液0.4%)の計4剤を併用していた。1カ月前から両眼の痒みが出現し,ブリモニジン酒石酸塩液の使用を中止したが,その後も両眼周囲に紅斑,びらんが新生,拡大した。接触皮膚炎を疑われ,ブリンゾラミド・チモロールマレイン酸塩液,リパスジル塩酸塩水和物点眼液の2剤も中止したところ,症状が改善した。使用可能な点眼薬の精査を目的として,当科を紹介受診した。
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