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特集 ゲノム解析の「今」と「これから」—解析結果は眼科診療に何をもたらすか
緑内障ゲノム解析と病態解明・リスク評価
Primary open-angle glaucoma genetics: recent advances and clinical implications
志賀 由己浩
1,2
Yukihiro Shiga
1,2
1東北大学医学部医学系研究科眼科学教室
2University of Montreal Hospital Research Centre
2University of Montreal Hospital Research Centre
キーワード:
開放隅角緑内障
,
原因遺伝子変異
,
疾患感受性遺伝子
Keyword:
開放隅角緑内障
,
原因遺伝子変異
,
疾患感受性遺伝子
pp.1658-1664
発行日 2022年12月15日
Published Date 2022/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410214652
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●開放隅角緑内障の遺伝背景は変異の頻度と遺伝的影響度によって2種類に大別される。
●原因遺伝子変異として,ミオシリン,オプチニューリン,TBK1の遺伝子変異が知られており,遺伝子改変動物や患者由来の細胞を用いた機能解析により各遺伝子変異における病態理解が進んでいる。
●これまで100以上の開放隅角緑内障にかかわる疾患感受性遺伝子変異が同定されており,個人の発症リスクを予測するリスクスコアの算出に用いられている。
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