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あとがき
西口 康二
pp.402
発行日 2022年3月15日
Published Date 2022/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410214336
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本号から第75回日本臨床眼科学会での原著論文の掲載が始まり,「特別講演」以外に10報が掲載されました。「特別講演」は滋賀医科大学の大路正人先生に「加齢黄斑変性の治療:より良いQuality of Lifeを目指して」というタイトルでご寄稿いただきました。大路先生は加齢黄斑変性の治療の大きな変遷を自ら体験し,抗VEGF治療の時代ではALTAIR研究を通じて非常に重要な知見を発信されてきました。本誌の論文を読むと再度,同研究を正確に理解することが,同疾患の治療に携わる者にとって非常に大切であるということに気づかされます。
今回で18回目を迎える「国際スタンダードを理解しよう!近視診療の最前線」の連載では,近視の専門家である京都大学の三宅正裕先生の「Dome-shaped maculaの診断と合併症」という論文が掲載されました。論文では,強度近視に伴うdome-shaped maculaの重要な合併症である漿液性網膜剝離や脈絡膜新生血管などについてわかりやすく解説されています。
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