増刊号 この症例このまま診ていて大丈夫? 病診連携にもとづく疾患別眼科診療ガイド
5 緑内障
ぶどう膜炎続発緑内障
丸山 和一
1
1大阪大学大学院医学系研究科視覚情報制御学寄附講座
pp.213-218
発行日 2021年10月30日
Published Date 2021/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410214173
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クリニック・病院から紹介/逆紹介するときのポイント
クリニックから病院へ紹介するとき
・初診時にすでに重症の場合.
① その日のうちに紹介可能→抗炎症治療せず(眼圧下降目的の治療のみ施行)に紹介.
② その日のうちに紹介不可能→可能であれば眼圧上昇時のスリット写真を撮影.眼圧下降だけを目的にして,マンニトールを点滴し,ダイアモックスを投与して眼圧をなるべく下げておく(基礎疾患の有無は口頭でもよいので確認しておく).
・初診時は軽症や中等症で,眼圧下降薬など眼圧を下げる処置をしても改善しない場合→治療は継続して,早めに紹介.
病院からクリニックへ逆紹介するとき
・眼圧下降が継続的に得られ,眼圧上昇発作が3か月以上抑制できているとき.
・炎症も3か月以上抑制できているとき.
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