増刊号 この症例このまま診ていて大丈夫? 病診連携にもとづく疾患別眼科診療ガイド
2 角膜
角膜内皮障害
吉永 優
1
,
相馬 剛至
1
1大阪大学大学院医学系研究科眼科学教室
pp.106-112
発行日 2021年10月30日
Published Date 2021/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410214156
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
クリニック・病院から紹介/逆紹介するときのポイント
クリニックから病院へ紹介するとき
・原因不明の角膜内皮障害を認めた場合.
・角膜内皮細胞密度が低く,白内障手術後に内皮障害が生じるリスクが高い場合.
・角膜移植の適応,もしくはそれに準ずる程度の角膜内皮障害を有する場合.
病院からクリニックへ逆紹介するとき
・原疾患が非進行性である,もしくは原疾患に対する治療により病状が落ち着いた場合.
・白内障手術後に,角膜内皮機能が維持された,もしくは回復した場合.
・角膜移植後の逆紹介は難しいが,移植医との間で緊密な病診連携が可能である場合.
Copyright © 2021, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.